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レイバーネットHPで三一書房新刊『介護保険は詐欺である』を紹介してもらいました

http://www.labornetjp.org/news/2014/1209hon

介護保険についてはその発足の二〇世紀末当時から泥縄的だとの批判があり、多くの問題をはらんでいた。我が国がいずれ高齢化社会になるであろうことは、統計上からもずっと以前からわかっていたのにもかかわらず、政府はそれの予防的な対策をほとんどとってこなかった。やっと腰をあげ、運用が始まったのは世紀の変わり目の頃のことであった。
 しかし実際に運用されると当然のことながら矛盾が続出して、その都度手直しを迫られ、さらに、柔軟さに欠けるお役所の対応でその運用が迷走している。何より問題なのは、もっともその恩恵にあずかるべき高齢者が支払っただけのサーヴィスをほとんどうけることがなく、しかも高額で掛け捨て、「保険」と言いながら拒否のできない強制徴収で高齢者の生活を圧迫している。「やらずぼったくり」なのだ。

 最近の「東京新聞」は、特養(特別養護老人ホーム)の費用が相部屋でも月一万五千円の実費負担が打ち出されると報道している。僅かな年金で老後の生活設計をしている多くの高齢者が、恩恵を受けるどころか逆に被害者化しているのではないだろうか?

 本書の企画の動機は編集子が《後期高齢者》となり、保険料が年金から天引きされることになり、それまでの約3倍という高額の保険料を“取られる”一方で、その恩恵をうける可能性がほとんどないことを知ったことから始まった。

 これに対して「取り過ぎの保険料を返せ」と、当たり前の要求の声を上げて運動している人々が大阪にいることを知ったのは二〇一一年のことである。ちょうどそのころ、本書では冒頭に登場する知人のU氏(内容の関係で居住地も匿名にさせて頂いている)から、この保険の酷さを訴える手紙を頂いたことからも、編集子に介護保険の実態を対象となる全ての人たち一刻も早く知らせなければならないという思いを強くさせた。

 とくにU氏は制度に異議をとなえて役所とかけあい、個人として対応できるぎりぎりのところまで追及された。彼のように介護保険が「おかしい」と感じている人は少なからずおられるだろう。我々が黙っていれば「やらずぼったくり」が「やられっぱなしになる」ばかりだ。そして異議をとなえると国家権力は「裁判」や「制度」を盾に、恫喝と当事者が長い時間をかけた複雑な対応を取らざるを得ないようなやり方で抑え込もうとする。それによって意に反して運動を抑えられた人たちも各地に居られるであろう。

 そんな中、十余年にわたって、当たり前の運動として活動している「大阪・介護保険料に怒る一揆の会」の存在を知り、会の方々と事務局長・日下部雅喜さんとの出会いから完成したのが本書だ。 「福祉」の名目で高齢者のなけなしの年金からピンハネする国家権力の詐欺まがいのカラクリを暴く本書を、生活の武器として今後の対応の参考にして頂きたいと願う。(O)

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介護保険料に怒る一揆の会編・日下部雅喜著
三一書房刊・1300円+税

お待たせしました!
『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』

私たちが生きる日本社会を、悪意と暴力に満ちた社会にしないために―
「ヘイト・スピーチ」を克服する思想を鍛えるためのガイドブック!

刊行記念集会を開催します

定価:本体1,400円+税 A5判 ソフトカバー 219頁
ISBN978-4-380-13009-0  C0036

◎ もくじ ◎
はしがき 前田朗

Ⅰ なぜいまヘイト・スピーチなのか
 ヘイト・スピーチを理解するために 前田朗
 コラム① 在特会を追いかけて 安田浩一

Ⅱ 憎悪犯罪の被害と対応

 京都朝鮮学校襲撃事件 冨増四季
 「高校無償化」制度からの排除―朝鮮学校に対する差別政策 金東鶴
 水平社博物館差別街宣事件 古川雅朗
 フジテレビデモからロート製薬攻撃へ 岡本雅亨
 アイヌ民族に対する差別 阿部ユポ
 沖縄における憎悪犯罪 西岡信之
 被害者が受ける苦痛と被害 中村一成
 コラム② 「レイシズム」を語ることの意味 鵜飼哲
 コラム③ 被害者の魂を傷つける暴言は人権侵害 坪川宏子

Ⅲ ヘイト・スピーチ規制法の政策
 日本におけるヘイト・スピーチ対策の現状 金尚均
 ヘイト・スピーチ処罰は世界の常識 前田朗
 人種差別を克服するための国際人権基準に合致する法制度の検討 師岡康子
 
あとがき  前田朗

執筆者プロフィール
『もうひとつの国鉄闘争 —非正規差別、女性差別と闘って』和田弘子

本書は、国鉄非正規労働者の闘いを歴史に残す一歩であり、
新たな闘いに起ち上がる人たちに贈る希望である――
9784380130137

 <推薦します>
 佐藤 昭夫 早稲田大学名誉教授 
一人の自覚、差別への怒りから始まった和田闘争
和田さんの闘いは、たった一人の人間としての自覚、差別への怒りから始まった。それは、女性差別と臨時雇用員(非正規職員)への差別という、二重の差別との闘いであり、その過程を通して、人びとの権利意識・運動の広がりをもたらした。戦後の情況の中でこの闘いを振り返り、その持つ意味を考えることは重要だ。

2013年11月 発売予定
定価:本体2,500円+税
A5判 ハードカバー  327頁(予定)
ISBN978-4-380-13013-7  C0036

<著者>和田弘子
1972年、国鉄に臨時雇用員として入社。国労に加入し、婦人部活動により待遇改善をはかる。1983年9月、国鉄分割民営化を前に臨時雇用員6000人全員解雇により、解雇される。84年、国労はじめての臨時雇用員訴訟としてただ1人、従業員地位確認訴訟を起し、以降、数々の裁判等を闘う。1987年、「おんな労働組合<関西>」を結成し、1990年から2003年まで専従としてセクハラや解雇事件等の解決にあたる。1993年、第5回多田謡子反権力人権賞受賞。2001年、WOMEN’S ACT21を設立。大阪府助成事業等により、公務非正規問題に取り組む。
「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」 ― 田中正造

18戸百余人の谷中村民と共に、その臨終のときまでのすべてを賭けた、晩年の田中正造の苦闘の姿に、この本の著者であり、谷中遺民を名乗る島田宗三老の姿が重なり合う。

 国家と法の名による廃村の暴挙に抗して、あらゆる苦難に耐え、自治と人間の尊厳に拠って一歩も退かなかった人びと。田中正造と谷中村民の闘いの日々を物語る感動の記録―

 ◎著者:島田 宗三(シマダ ソウゾウ)
 1889年、栃木県下都賀郡谷中村大字内野(現・藤岡)生まれ。
 1902年田中正造に会う。以後翁に随行し、1913年9月4日の臨終まで、
翁とともに谷中村問題に取り組む。

『田中正造翁余録㊤』本体2600円+税
田中正造翁余録 ㊤

『田中正造翁余録㊦』本体2800円+税
田中正造翁余録 ㊦

内容詳細はこちらを
 
『増補新版 ヘイト・クライム』(前田朗著) この夏、緊急発売決定!
増補新版刊行にあたり辛淑玉さんから一文を寄せていただきました!



増補新版 ヘイト・クライム

『増補新版 ヘイト・クライム』
三一書房刊 本体1400円+税 A5判 ソフトカバー 192頁
ISBN978-4-380-13012-0
大阪・鶴橋、東京・新大久保… 吹き荒れる差別排外主義に抗するために!


 2010年、三一労組が出版した『ヘイト・クライム』(前田朗著)。
 当時は「ヘイトクライム」という言葉がまだ浸透していなかったのですが、あれから3年、鶴橋や新大久保での「ヘイトスピーチ」をはじめ、憎悪犯罪がエスカレーションする中、新聞、雑誌、ほかの報道で取り上げられるようになっています。
 そんな中で、私たちは『ヘイトスピーチ』をテーマにした新刊を準備しているところですが、品切となった『ヘイト・クライム』がネットで1万円を超す値段で販売されている状況のため、今回は三一書房から改めて増補新版で刊行することを決めました。

 過激化するデモの背景には「侵略の定義はない」「慰安婦の強制連行の証拠はない」「米軍は風俗を活用せよ」などの政治家による妄言があることを見逃すことは出来ません。
 また、こういった「ヘイトスピーチ」への法規制は「成熟した民主主義社会では表現の自由を守るため」にできないとする法学者が圧倒的ななか、著者の前田朗氏は明快に「ヘイトスピーチは言論でなく暴力と迫害だ」として、欧州諸国での具体的法規制を紹介しています。

 近日発売の『ヘイト・スピーチ』とともに、ご注目を!
被曝労働

『原発事故と被曝労働』

「3・11」後の被ばく労働の実態―
深刻化する収束・除染作業、拡散する被ばく労働現場からの報告!

被ばく労働を考えるネットワーク編

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「危機感に裏打ちされた全6章は一読に値する」樋口 健二

 「安全神話」の裏に隠されてきた原発のおぞましい本質は、原発下請労働者の放射線被ばくである。
 原発は差別の上に成り立ち、重層構造の下請制度であり、被ばくを前提にした前近代的な労働形態と賃金のピンハネという二重の差別構造にある。人海戦術を 必然とする労働者の手作業なくして一日たりとも動かないのが原発の宿命である。40 年前も現在の東電福島原発大事故の現場も変わりはない。3・11 大惨事以前から現在に至るまで、人権無視の犯罪的行為がまかり通っている。
 本来なら大組合の連合が底辺労働者の被ばく実態にメスを入れるべきだが、労使一体の原発推進体制が悲劇を増幅させている。そんな状況を打破しようと立ち上がったのが「被ばく労働を考えるネットワーク」である。本書は彼らによって編まれた。
 危機感に裏打ちされた全6章は一読に値する。各々の真剣な姿勢が被ばく労働をなくす未来を照らし出す。暗黒労働の被ばくを世に問う本書の刊行に、歴史的意義を感じる。多くの人々が本書を読まれ、被ばく労働問題をともに考え、行動していくきっかけとなることを願う。

 稼働にも、停止にも、ましてや事故収束作業や廃炉作業は、膨大な被曝線量なしに行えない。
いま、反/脱原発運動に取り組むすべての人に読んでいただきたい、被ばく労働問題を考えるための1冊。
 労働組合、運動体、サークル、地域で学習会や勉強会のテキストに採用してください。
まとめてのご購入はこちらの申込用紙をご利用ください。

 こちら⇓
デモ! オキュパイ!


出版記念イベントを開催します。
ぜひご参加を!

○9月22日(土曜)18:00から
○文京区民センター2A
※詳細はこちらを


三一書房編集部編
<8/28発売予定>
四六判 ソフトカバー 224P
ISBN978-4-380-12008-4
定価:本体1700円+税
発行:三一書房

 未だ終息のめどなど立たない「福1」事故。事故が起こる以前から、原発を稼働させるために被曝を強いられてきた労働者。そして事故以降、多くの人が「放射能管理区域」であるべき線量の下で、管理区域では決して許されない飲食も、就寝も、生活のすべてを過ごさねばならない現実。
 再稼働を止めても、この状態は変わらない。
 「事故終息宣言」の名のもと、核物質の拡散を防ぐために大量の労働者が動員されている。

それでも大飯原発の再稼働を強行し、原子力基本法も、宇宙基本法も改悪し、憲法解釈も集団的自衛権容認へと急転換する現政権。
 世界中で繰り広げられる99%による1%への怒りの行動に、日本の反原発の闘いも合流するのか?
 世界各地の直接行動からの報告と、反弾圧の取り組みを報告。

<<⇓ 執筆者はこちら ⇓>>
「園良太『ボクが東電前に立ったわけ』が発売中
・・・出版したのは1945年に設立された三一書房。大ヒットベストセラー『人間の條件』で知られ、「反権力」「反差別」の出版姿勢で様々な著者に門戸を開いてきた。
・・・今年8月、労働組合が設立した新社が事業譲渡を受けて出版社の再建を図る和解が成立。新生三一書房としてスタートを切った。
・・・かつては会社の出版姿勢を評価され、「三一だから」といって書いてくれる著者を多く抱えているのが強みだった・・・13年間続いた争議で著者との信頼関係も損なわれてしまった。きちんとおわびをした上で新たな信頼関係を築き、今後も三一らしい本を出していきたい・・・

竹端記者ありがとう!

朝日記事読書欄

2011年9月18日 朝日新聞 読書欄 <本の舞台裏>

ボクが東電前に立ったわけボクが東電前に立ったわけ
(2011/09/01)
園良太

商品詳細を見る
3・11の大震災と福島原発事故。最悪の事態が今も続く中に見出した希望―

そのひとつが、事故直後から東電本店前で抗議行動が拡がったこと。そして6・11脱原発百万人アクションとして、日本全国で10万人近くもの人が「原発はいらない」と声をあげたこと。とくに、新宿デモ・アルタ前行動を若い人たちが企画し、多くの人々がこれに参加したことに注目が集まりました。こうした行動をけん引した若者の一人が本書の著者・園良太です。 若者たちの社会運動への参加がどのようにして生み出されたのか、3・11以降、何を感じ、考え、行動し、つながっていったのかが克明に記録されています。
出版業界紙「新文化」2011年8月25日号に、新生三一の記事が掲載されました。
瀬尾さん、ありがとう!

新文化記事


サムネイルをクリックすると拡大します。
新装改訂版 原発被曝列島新装改訂版 原発被曝列島
(2011/08/05)
樋口健二

商品詳細を見る
 被曝労働なしには、日常的な稼働も出来ない原発の実態を追い続けるカメラマン、樋口健二さんの新刊。
『闇に消される原発被曝者』に続く、原発労働者たちへの取材。
台湾、福島、若狭、下北、泊、プルトニューム輸送追跡…と被曝労働者を取材。
メディアが報じてこなかった原発労働現場の姿が赤裸々に明かされています。
新装改訂版『原発被曝列島』
この夏、刊行!

-50万人を超える原発被曝労働者-
978-4-380-11000-9 0036 定価:本体1400円+税 


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 被曝労働なしには、日常的な稼働も出来ない原発の実態を追い続けるカメラマン、樋口健二さんの新刊。

『闇に消される原発被曝者』に続く、原発労働者たちへの取材。
台湾、福島、若狭、下北、泊、プルトニューム輸送追跡…と被曝労働者を取材。
メディアが報じてこなかった原発労働現場の姿が赤裸々に明かされています。
今回、新たな記事を追加して、発売です。

動画:原発点検労働者の実態:樋口健二
街へ出よう! 原発を止めよう!
僕らがつながれば世界は変えられる!!


『ボクが東電前に立ったわけ』 3・11原発事故に怒る若者たちー
園良太著 定価:本体1200円+税 ISBN978-4-380-11001-6

toden_M


3・11の大震災と福島原発事故。最悪の事態が今も続く中に見出した希望――
 そのひとつが、6・11脱原発百万人アクションとして、日本全国で7万9千人が「原発はいらない」と声をあげたことです。とくに、新宿デモ・アルタ前行動を若い人たちが企画し、多くの若者がこれに参加したことに多くの注目が集まりました。
 この行動をけん引した若者の一人が本書の著者・園良太です。